早く対応しないと大変なことに!布団に生えたカビの対処法と今後の対策方法を解説します!
主婦
この間ふと布団の裏を見てみたら、黒いポツポツとしたものがついていたんです。。これってカビなのかな。。?
かおる
それは黒カビというものですよ!早めに対処しないと布団にどんどん広がっていきます。適切な対応をしていきましょう!

布団は適切なお手入れをしないと、カビが生えやすく、繁殖もしやすいです。

今回はそんな布団に生えてしまうカビについてとその対処法について解説していきます。

何でカビが生えてしまうの?

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。

寝ている間にかいた汗は敷き布団やマットレスの中に湿気として溜まり、カビが繁殖する原因になります。敷き布団やマットレスの除湿を怠ると、カビはすぐ繁殖してしまいます。

普段は敷布団の裏側まで見ることも少ないと思いますが、すでに布団の裏側に黒いカビが大量に発生しているかもしれません。今すぐ確認して、適切な対応を取っていきましょう。

カビが生えやすい条件

・温度 20~30℃ 特に25℃がもっともカビが生えやすい

・湿度 60%以上

・カビの栄養となるものがある場所 

▶皮膚、フケや髪の毛などのタンパク質

▶皮脂などの脂肪分

▶食べかすやホコリなどのゴミ、ダニのふん

フローリングに布団を敷くことでカビが生えやすい?

フローリングに布団を敷いて寝ると、人の体温で温かくなった布団とフローリングに大きな温度差が生じるため「結露」が発生してしまいます。

そして布団をそのまま敷きっぱなしにしてしまうことで、カビが発生しやすい環境を作ってしまうことになるのです。

布団だけでなく、フローリングにカビをが生えることもあるので、フローリングに布団を敷く際には、通気性を保つよう、すのこなどを使用するとよいでしょう。

カビを放っておくとどうなるの?

カビは、胞子をまき散らすことで繁殖します。胞子はとても軽いので空気中を浮遊しながらどんどん新しい場所に根を下ろし繁殖していきます。

カビの種類

布団に生えやすいカビは主にこの2種類です。それぞれ特徴があるので見ていきましょう。

黒カビ

黒カビはお風呂や壁紙、窓や洗面所など家の様々な場所に発生するカビの1種です。

黒カビは、胞子が空気中を浮遊し、ほかの場所に付着することでどんどん繁殖します。黒カビはほかのカビと違って、素材の奥深くまで根を張って入り込んでしまうのが特徴です。そのため、表面のカビを取ったとしても根っこまで取り切らなければまたすぐに繁殖してしまう厄介なカビです。

赤カビ

風呂場や洗面所でよく見かけるピンクっぽい色のものです。こちらは黒カビなどと違って、菌糸で繁殖していくカビではなく、水分と人間の皮脂・垢といったものを栄養分として繁殖します。赤カビは人体への害が少ないですが、黒カビの餌になり、黒カビを繁殖させてしまうので、見つけたときにはすぐに対処しましょう。

人体への影響

カビを放っておくとカビ臭くなるだけでなく、咳やアレルギーの原因にもなります。

空気中を漂うカビを人間は自然と吸っていますが、免疫が落ちているときや、幼い子供、老人などは得てして重大なアレルギーの原因を引き起こすこともあるので注意が必要です。

カビの影響により、あらわれる症状例

・皮膚炎 ・肺炎 ・アレルギー疾患 ・シックハウス症候群 ・カビ毒

カビを発見した時の対処法

カビは一度発生してしまうとそのままにしていても消えません。

カビの範囲がそんなに大きくない場合は自宅で行える以下の方法を試してみてください。

敷布団のカビを重曹とエタノールで除去する方法

重曹とエタノールを使って簡単にカビ菌を除去できます。

1.除菌するスプレーを作る

重曹スプレー

水100mlに対して、重曹を小さじ1混ぜ、スプレーボトルに入れます。

エタノールスプレー

濃度が70~80%になるように水で希釈し、こちらもスプレーボトルに入れます。

2.除菌の手順

水で湿らせたキッチンペーパーで布団のカビをふき取りましょう。

次に重曹スプレーを吹きかけ、約3~5分放置し、汚れを浮き上がらせます。

※重曹にはカビの栄養源となる汚れを落とす効果があります。

次にエタノールスプレーを吹きかけます。

※エタノールにはカビ菌を殺菌する効果があります。

エタノールをまんべんなく染み込ませるために、スポンジでポンポンと軽く叩いて、

そのあとは、天日干しでしっかり乾燥させましょう。

これでカビ菌は除去することができますが、黒いしみは消えてくれません。シミが気になる場合はさらに漂白を行う必要があります。

カビへの対策法

人体にも影響が出て、放っておくとどんどん繁殖してしまうカビ。。

カビが発生する前に出来る対策を見ていきましょう。

敷きっぱなしは湿気が溜まる原因!布団の通気をしましょう

布団を敷きっぱなしにすると寝ている間に溜まった湿気が放湿されず、カビの原因になります。

起きたら布団を上げるようにしましょう。忙しくて、なかなか上げる余裕はないという人は、布団と床の間に吸湿マットやすのこを敷き、起きた後は、掛布団をめくり湿気を逃がしてあげましょう。

布団を天日干ししましょう

晴れている日は布団を天日干ししましょう。布団の湿気もとれて、カビ防止になります。

正しい天日干しの方法については、こちらに詳しい記事があるので、参考にしてみてくださいね!

まとめ

カビの胞子は目に見えないですが空気中を浮遊します。布団に目に見える黒いカビを発見したときには、すでにお部屋全体にカビの胞子が発生している可能性もあります。お布団のカビは、放置せずになるべく早く対処し、再発しないよう対策していきましょう。

表面にカビが見えているときは、布団内部にもかなりカビ菌が浸透してしまっている状態なので、中までしっかりきれいにしたい場合ははプロにお願いするのも手です。

布団クリーニングでかび臭い布団もスッキリ洗浄してくれるので、ぜひ参考にしてみてください!

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